《北方領土問題教育関係者会議三県合同研修会》20241207

◇ 12月 7日(土)午後2時から2時間、都城市中央公民館において、鹿児島県、熊本県、そして宮崎県の教育関係者会議の会員約30名が参加し、研修会を開催しました。

◇ 各県の実践報告を行った後、「北方領土学習をどう次世代へ繋いでいくか?」というテーマで議論しました。

◇ 会の雰囲気&感想について、本県の教育関係者会議伊東会長が次のように語っています。

  会の中で参加者が口々に言っておりましたが、①最初は5・6人でざっくばらんに行っていた勉強会が、いつの間にか三県の先駆的取組を情報交換し、お互いを高める場となっていることにうれしさを感じる②各県それぞれ10名ほど・計30名ほどの大きな会になっているが、雰囲気は昔のまま「お互いの良さを認め合い、仲間であることを確認できる気軽な会のまま」であることがうれしい③三県の取組内容はそれぞれが尖っていて、各組織の成長を実感できるまさにそんな会でした。

 私自身、最近の諸会議・研修会などに参加するにつけ、本来意義が見えにくくなった「学力向上」の話(しかも相対的な平均学力)が力を増し、戦後に社会科が誕生した際のレゾンデートルが当の社会科教師自身の意識からも薄れ始め、今、世界や日本社会で起きている出来事を知る機会すらない学生を前にその解説をする時間すらなくなってきている情況などを勘案すると、少なくとも「領土問題」を意識した学習活動に携わっている時間は、社会科の本質とベクトルを同じくしている時間だと再認識できます。あれこれとやることが多く、何もかもをこなすことは無理ですが、時間を割いて参加してくださっているメンバーの方々には深く感謝いたします。

◇ この想いを今後とも紡いでいきたいものです。

【宮崎県実践報告資料】

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