令和2年度 北方領土問題教育関係者会議 公開授業の報告

今年度は開催が危ぶまれましたが、令和3年1月27日(水)に無事開催することが出来ました。今年度は宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の3年2組の生徒を対象に授業を行いました。

タイトルは「どうする!?北方領土問題!!」でした。

今までニュースで見てきたことや授業で習ってきた北方領土について再度認識し直したうえで、生徒たちが友好的・平和的に解決策を考える流れで行いました。

①北方領土の地理的・歴史的「問い」を振り返る

②政策提案型パブリックディベートの準備

③パブリックディベート『北方領土問題について、平和的・友好的な解決策を提案しよう』

この3単元で授業を行いました。授業を振り返り、

・ 昨年度は「四島一括返還」、「二島先行返還」、「二島返還」、「四島返還求めず」、「その他」の5つのグループに分かれてパブリックディベートを行ったが、今年度は、生徒の要望から「平和的・友好的な解決方法の提案」について議論をすることになった。生徒の「問い」から授業を作ることができたので、より具体的な提案が各グループから出された。

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令和元年度「北方領土」に関する全国スピーチコンテスト

独立行政法人北方領土問題対策協会が主催する「北方領土」に関する全国スピーチコンテストのご案内

このコンテストでは、みなさんが北方領土の歴史的な経緯や北方領土問題の解決方法、返還後のビジョンなどについて、考えたこと、学習したこと、友達や家族と話し合ったこと、身近で体験したことなど北方領土に関する自由な内容のスピーチ原稿の作品を募集します。

応募対象は全国の中学生です。応募期間は 令和元年6月24日(月)~10月31日(木)

~応募方法~

①400字詰めA4サイズの原稿用紙4枚以内。スピーチ原稿は、応募時点の学年で書いたもの及び未発表のもので、自作のものとし、1人1作品に限ります。

②原稿用紙には、1行目に題名、2行目に学校名、学年、氏名を書き、スピーチ原稿は3行目から書き出してください。

③個人で応募する場合は、本コンテスト「応募票」に必要事項を記入の上、作品と同封して封書でお送る。学校応募(クラス単位での応募を含む。)の場合は、応募作品それぞれに本コンテスト「応募票」を添付し、まとめてお送りください。その場合、①学校名、②学校所在地(郵便番号、住所、電話番号)、③担当教諭名、④応募点数を必ず明記した表紙を添付してください。

スピーチコンテストに関するお問い合わせはこちら

〒171-0042… 続きを読む

北方領土問題教育関係者会議 公開授業の報告

平成31年2月4日(月)五ヶ瀬町立五ヶ瀬中学校にて、北方領土についての公開授業が行われました。1年1組にて、宮崎県民会議及び教育関係者会議が見学する中、生徒たちは「北方領土とは?」を学びました。

北方領土という言葉を知っているが、どのような事なのかまでは知らない生徒達。

まず、領土の概念から学び、なぜ北方領土問題が発生したかという経緯を確認しました。

「日本の領土なのになぜ日本人が居ないのか」という事から、島への行き方、道路の様子、スーパーの様子を見た生徒からは、「日本なのに、店に置いてあるのは海外製品、道路は左側通行、などすべて外国化している」との率直な感想があった。日本の領土のはずなのに、海外の地図ではロシアの領土になっていて、日本には主権が全くない状態だという事が分かりました。

元島民の方の話をする動画では、故郷なのに、外国人扱いを受けている状態で、一刻も早く故郷を返してほしいと願う反面、この北方領土で生計を立てて子供を産んでいるロシア人もいる現状も受け入れなければならないというとても複雑な気持ちを感じたと思います。

五ヶ瀬で育ち、地元愛が強い生徒の皆さんならこの気持ちは少しでも理解できたかと思います。

どうすれば北方領土問題が解決できるか、と考えるのは遠い土地の出来事ではなく、身近な問題であるという事を考えてもらえた授業でした。

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